2017-03-/ 11-<< 12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>12-

--------(--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告  |  EDIT  |  Top↑

2011-12-30(金)

(4)5日間---lnstead of her---


俺が会社に入ろうとした時だった。

「冬馬っ!」

後ろから自分を呼ぶ声が聞こえて思わず振り返る。その姿は「山口真里菜」だ。
親同士が政略結婚なんかで約束していたらしく俺達は承諾も無く結婚させられそうになったが、結局断ったのだ。

「私はと冬馬と結婚してもいいんだからね!」
「いや、俺は仕事もあるしそんな事考えられない。」

というのもあるけれど、やっぱり女性を好きになるのはこの先も不可能だと思う。そんな気持ちで結婚して言い訳が無いと思う。

「な…っ、仕事とか別に結婚しても出来るし…、もしかして好きな子とか居るの?」
「い…いないけど。」
「じゃぁ良いじゃない!親同士でも。私の事だって結婚してから好きになれば…。」


面倒臭いな。しつこく聞いて来るもんだから俺はとうとう言ってしまった。


「実はもう付き合ってるの、一応。」
「え?………誰?」
「え…、いや、誰って…。」

実際居ないから何も言えないし、嘘言ったら権力で調べられそうだし…。

「分かった、また紹介するから今日はとりあえず帰って?」
「絶対だからね?というか嘘付いてたら結婚してもらうんだから!」


そう言い捨てると帰って行った。
真里菜は美人でスタイルも良くて物凄くモテるのに、何故か俺に執着しているんだよな。家柄だってあっちの方が有名だし。
俺と結婚しても良い事が一つも無いだろう。


でも、とりあえず…彼女、どうしようかな。



スポンサーサイト

テーマ : 自作BL連載小説 - ジャンル : 小説・文学

13:18  |  「5日間---Instead of her----」  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2011-12-29(木)

(3)5日間---Instead of her----

その後も楽しく盛り上がったが、どうしてもその波に乗れていない自分がいた。男にばかりドキドキしてしまう自分は女の人がどちらかと言うと苦手だ。
どうしても「女を好きになる」という、男ならば誰でも出来る行為が俺には出来ない。

その事を真剣に悩んだりもしたけれど、馬鹿馬鹿しくなってきて断念した。

「じゃぁ~メアド教えてください」

社長の娘である堂園さんがそう言うと皆が携帯を出すから流れで俺も出す。携帯と言えば、携帯のメアドを交換した一番初めが幼馴染の男の子で、俺は物凄く嬉しかったのを覚えている。
でもその一週間後に彼女が出来ちゃって、俺もその時から距離を置くようになったんだよな。


「あの……もしよければ、教えてください。」

三井さんは唇を震えさせながら言った。
…俺、何か怖がらせちゃったのかな?それよりも、やっぱり男物のシャンプーの香りがする。それも昔俺が使っていた奴だから間違えないだろう。

その事を聞こうかと思ったが、もし傷付けてしまったら面倒くさいし、やめることにした。



その後互いに携帯の赤外線受信をしてから、お開きとなった。
俺の「三井さんシャンプー疑惑」は謎に包まれたまま、迷宮入りを果たした。


------


「疲れたな」
「ああ。」


内田先輩と山岡先輩が他愛も無い会話をしながら歩く。そして俺は仕事の残業もあるし、会社に戻ることにした。







(その頃、合コン会場では女子会が行われていた。)


「男性軍も帰ったね。どう、里香。…じゃなくて、もう香で良いよね。」

堂園優奈がそういうと、三井里香は被っていたカツラを取る。

すると可愛い女の人だった筈の里香は忽ち男の人に代わる。そう、三井里香…本名三条香≪コウ≫は女性を装ってこの合コンに参加していたのだ。それを堂園優奈≪ユナ≫も成井媛乃≪ヒメノ≫も知っていた。

この合コンでコウの応援をしていたのだ。 そして、さっきまで付けていたイヤリングやらを全部取り外してから女子トークに参加する。


「香がどう見ても女の子だから全然バレてなかったしね。」
「頑張れ。いつでもコウの見方だから!」


-----2人は励ますようにコウに言った。



意味不明な方はもう少し読んで貰えると分かるかと思います

テーマ : 自作BL小説 - ジャンル : 小説・文学

16:34  |  「5日間---Instead of her----」  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2011-12-28(水)

(2)5日間---Instead of her----


「じゃ、自己紹介からしましょうか。」





さすが社長の娘だ。司会進行は何も言わずにやってくれる。3人ともかなりのお嬢様だと思うし、かなり可愛い。

けれど正直あまり乗り気ではなかった。

俺はこの年になっても「本当の恋」とか全く分からないからだ。一応それなりの恋もしたけれど、自分から好きにはなれなかった。

しかも、男の人に不意にドキドキしてしまう自分も居て、そんな自分のままもう直ぐ30だ。



山岡先輩と内田先輩が呼ばれたのは格好良くて、成績有数だからだとよく分かるが、何故俺が呼ばれたのだろう・・・。そんなことを考えながら自己紹介はスタートした。





「私の父がお世話になっています。堂園 優奈です。以後お見知りおきを。合コンとかはあんまりしないので慣れないですが宜しくお願いしますね。」



そういってペコリと頭を下げる。その動きは優雅の何物でもなかった。さすが社長の娘だと思う。



「私は・・・み、三井里香です。よ・・・宜し、く・・・お願いします。」



物凄く緊張している様子な彼女は見た目からしてとてもピュアな女の子。ピンクのワンピースがとても似合うと思う。



「この子はとてもピュアだから、取り扱い注意ね。」



と堂園さんが言いつけた。



「私は成井 媛乃。宜しく。」



確かこっちの人は茶道で有名な成井家のお嬢様だったと思う顔は美形というイメージが強くて、多分気が強そうな女性だ。



「俺は山岡 由宇です。宜しくね~」



さすがは女慣れしている山岡先輩って感じだ。



「内田仁だ。宜しく。」

「えっと・・・・斉藤 冬馬です。宜しくお願いします。」



皆が簡単に挨拶をして、早速始まった。



「じゃぁ~席替えしますか。」



そういうと堂園さんが早速箱を出して、俺達は紙を取る。結局三井さんの隣に席替えになった。



「よ、宜しくお願いします~」



でも不思議な事に、ほんわかした彼女からは何故か男モノのシャンプーの香りがする。気のせい・・・なのだろうか?

テーマ : 自作BL小説 - ジャンル : 小説・文学

15:21  |  「5日間---Instead of her----」  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2011-12-28(水)

登場人物

・斉藤 冬馬(主人公)



・山岡 由宇(山岡先輩)→女の子慣れしていて、扱いが上手い

・内田仁(内田先輩)  →ムードメーカーでもあり、エリート。





・堂園 優奈(社長の娘)    

・三井 里香(本名(男);三条 香)  

・戌井 媛乃





14:03  |  「5日間---Instead of her----」  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2011-12-28(水)

(1)5日間---Instead of her----

俺もまさかこんなことになるだなんて思わなかった。出会いは奇跡的だった。





5日間---Instead of her----









「あー斉藤さん。」





事務系の会社に所属する俺は、入社して一年。若手として皆に支えられて仕事をしてきた。そんな俺がたった今、物凄い状況だ。



「え?あ・・・はい。」





目の前には「社長様」がいらっしゃるわけで。この会社は大手なので、人数もハンパじゃない。俺みたいに若手でしかも大した成績も残していない俺にわざわざ社長が来ること自体おかしい事なのだ。



「実は君にお願いしたい事があってね・・・・・」



「え?あ、ハイ・・・」



さっきと同じ言葉を二回言ってしまった。これだと「え、あ、はい。」しか喋れない機械的な人のようだ。

周りも社長の来招に変な緊張感が漂う。





「席を外してもいいかな?」







------





夜。俺は何故か合コンに向かっている。何故かとか言いながらも、勿論何故来たのか分かっているのだが・・。結局「合コンの誘い」だったのだが。どうして俺が社長に「合コンにいってくれ」と頼まれたのだろうか?





未だに考えてもやっぱり謎は膨らんでいくのみだ。





「あー、お前もか?社長命令だから仕方ないよな~」



気がつくと会社でトップクラスの成績を残す俺も憧れな内田先輩が立っていた。顔が物凄く整っていて、しかもムードメーカーでもあり、会社の顔と呼んでもいい位「超優秀」なエリート。

でもそれを自慢げに上からという訳でもなく、普通にこなしているのだ。正に「完璧」という言葉が似合う男だ。



「お前も?」



振り返るとコレまた会社でも大人気な山岡先輩。この人は仕事も速く女の人の扱いも上手い事からか常に騒がれているイメージしかない。この人も俺の憧れの人。



「山岡がいたら安心だわー。女基本放置でも処理してくれるし。」



内田先輩が言うと、山岡先輩も呆れ顔で笑う。



「俺今日しんどいからそういうのパス。運悪くも残業明けなんだよ・・・。」



顔にそのしんどさが出ていないのもすごいと思う。



「じゃぁ、行くか。」

「そーだな。」



俺は(先輩 先輩 後輩)というなんとも居辛い状況のまま、待ち合わせ場所へと向かった。

そしてすぐに、何故俺達(俺が呼ばれた意味は分からないけれど)が呼ばれたのかが分かった。





「あ~、男性軍登場~!」

「遅い~」



よく見ると・・・あれは社長も娘だろうか。だったら尚更羽目を外せないじゃんか。それを察したのか、山岡先輩も適当にはしなさそう。どんなけ「適当に」と言ってもこの人は真面目だし、元々女の子には適当に出来ないタイプのひとだから大丈夫だと思うけれど。



「じゃぁ、何頼みますか?」



社長の娘の隣の子にそう言われ、俺は何となく「枝豆」と答えた。



「一発目から御摘みって・・・」



内田先輩の一言でその場に笑いが起こり、笑わせようとした訳じゃないがその場が何となく馴染んだ気がして良かった。

テーマ : 自作BL小説 - ジャンル : 小説・文学

13:04  |  「5日間---Instead of her----」  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
 | ホーム | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。