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2012-04-09(月)

2俺様ハニー


2後悔

[More・・・]


俺は空白の記憶を辿ってみる。そして夢から覚めるように頬を馬鹿みたいに叩いてみる。

・・・夢ではないみたいだ。


頭上には巨大なシャンデリアが光り、辺りにあるアンティークはどれも高級そうで触れない。部屋は無駄に広く落ち着かない。貧乏人だから狭い所やとかの方が安心出来て、俺の特等席の方が小汚くて安心出来る。


確かあの時、俺は普通に下校していた。至って普通に何一つ変わらなかったはずの光景。そのまま何者かに捕まれ、頭を殴られたような気がする。

そのせいか頭にジンジンとした痛みが広がる。もしかすると、面倒臭い事に巻き込まれたかもしれない。
そんな事を考えると溜息が零れてしまう。



平凡に過ごしてきた俺の人生。
こんな非日常的な光景。俺には似合わない。
寧ろ小汚い所の方が好きな俺には要らない。


ドアの開く音が静かな部屋に響き、俺は黙然とその主を見つめる。確か彼は昨日チロルを拾ってくれた会長(園道寺 龍祐)だ。

・・・・まさか、俺が変な事を言った腹いせに仕返しをしようと・・・?

「そんなに威嚇しないでください。手段は悪いですけど、私は君に用事があるんです」
「よ・・・用事?」


俺は理解出来ずにいた。こんな学園アイドルが俺に用事なんて有るはずがない。あるとしたらあの一言を取り消せだとか殴らせろとか・・・用事の内容が全く想像出来ずに唸っている俺をみて笑う彼。


「ふふっ・・・・、君には私の専属になってもらいます。簡単に言えばお手伝いさんみたいな感じですけど、住み込みでお願いします。」

「無理ですよ!?両親が心配しますし・・・」

「両親には許可を得ています。実は貴方のお父さんが働いているのは、うちの会社の一部なんです。だから手配させました。これが証拠です」

母と父の指紋判子と確かに両親の字でサインが書かれている。俺はここまでされると何も言えない。


「それに・・・、拒否したらお父さんは解雇しますけど?」


不敵な笑みで笑う会長さまは完全に本性が出てしまっている。


「会長は、憧れなんじゃないんですか?みんなの。俺に素顔見せちゃってもいいんですか?」

「・・・もうバレちゃってますからね、あの日。関係ないですよ。」



笑いながら、そう言った。
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テーマ : 自作BL連載小説 - ジャンル : 小説・文学

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