2017-04-/ 03-<< 123456789101112131415161718192021222324252627282930>>05-

--------(--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告  |  EDIT  |  Top↑

2012-06-30(土)

(3)ずっと後悔してたんだ。

[More・・・]

「って・・・今日量多すぎません?」


俺が一気に飲むのを横目に驚いたように笑う大蔵さんの顔が見える。俺は昔から酒が大好きな割にそんなに強くない。自分でも分かる位火照った顔を見ながら嬉しそうに笑う大蔵さんが何となく可笑しい事に酔っているせいで気付かなかったのだ。


「お~くらさぁ~ん」

「はい、何ですか?」

「ぁのぉねぇ~、」

「はいはい」


段々舌が回らなくなるのを感じて、俺は飲むのを止めた。


・・・あれっ?気のせいだろうか。いや、気のせいであって欲しくない。
ほんの微かにだが、懐かしい香井の声が聞こえる気がした。




「もしかして、この人大見さんですか?」

大見さんがうとうとしてとうとう寝てしまった時、俺は見知らぬ男性に声を掛けられた。

柔らかくて大人びた声の格好良い男性は、何故か大見さんの名前を知っていて、俺は不快に思って顔をしかめた。大見さんが寝た今、大見さんの全ては俺の物だ。俺の所有物である大見さんを知る人が居ることですら、不愉快に思う俺は相当大見さんの魅力に取り憑かれているのであろう。


「ええ・・・あなたはどちらさまで?」

「高校が同じだったもんです。」

「・・・そうですか。」


数秒間の沈黙が騒がしい居酒屋のそこの空間に流れる。俺は嫌な気しかしなかった。寝顔を見て高校が同じだった事が知人程度で分かるだろうか?大見さんはあまり人と馴れ合わない主義だったらしいから尚更だ。久しい仲だったのだろうか?


不安と胸の中の痛みは治まらなかった。


「あの・・・俺、コイツの知り合いなんで預かっても良いですか?」

「えっ・・・でも、」

「お願いします」


その場で土下座する男性を騒がしかった居酒屋にいる人々がチラ見する。俺も居心地が悪くなって、思わず了承してしまったのだ。俺はこの後、それを酷く後悔する事となる・・・。


スポンサーサイト
23:32  |  ずっとこうかいしてたんだ。  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

コメント:を投稿する

URL
コメント:
パス  編集・削除するのに必要
非公開  管理者だけにコメント:を表示  (非公開コメント:投稿可能)
 

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバック URL

→http://mayu1sakuraisho.blog.fc2.com/tb.php/123-faba34a2
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック:

▲PageTop

 | ホーム | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。