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2011-12-17(土)

1狼と子羊

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『お前は結局必要の無い人間なんだ。』


母親から言われ続けてきた言葉が脳裏をよぎる。
何でもできた兄とは違い成績も運動もまじまじだった俺は、結果重視の母にとっては重荷でしかなかったのだ。

期待にこたえようともした。でも…その成果が実る事は無かった。
勿論俺の気合や努力が足りないのも分かっている。

でも兄と俺は違う。全くもって別の人なのに比べられるのは苦痛でしかなかった。
そんな言葉がよみがえり、急に水に沈められたときのように息苦しくなった。




----!?




目が覚めると見慣れない部屋で、見慣れない着物を装着している。

ここは豪邸なのかホテルなのか?
そしてなぜ俺がこんな部屋にいるのか、全く持って理解できない。




確かさっき起きた時は家だったはず。
……あっそうだ、そのまま新聞を取りに家を出て…
それからの記憶が一切無い。


「起きたか?」

急に渋い声が聞こえて鼓動が早まる。心臓にまで染み渡る完璧すぎる声。
心臓の高鳴りが尋常ではない。



「お前、日下部 陽(くさかべ よう)、合っているか?」
「え、……ハイ。」

この人に見覚えも何もない。なぜ名前を知っているのだろう?
それにしても整った顔立ちに余計鼓動が高くなる。
モデルとも思わせるその顔はまっすぐ俺の方を向いていた。














「お前を買った。」












…は?



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テーマ : 自作小説 - ジャンル : 小説・文学

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