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2011-12-27(火)

クリスマス・らぶ(1)

ちょこれーと・らぶのスペシャルバージョン。
クリスマスなのでクリスマスの日のお話です。



息で空気を冷たくしながら呆然と歩いていた。
それにしても今年は妙な位寒過ぎる、……今足の裏は霜焼が出来そうだ。

やはりこれも温暖化の影響か否か。手袋を付けても指先だけは寒い。


…そういえば。雅兄が昔手袋を編んでくれたのを覚えている。自分は恥ずかしさからかあまり進んで言わないが、料理・裁縫・編み物全般に得意だった筈。確か今でも弁当は手作りしてたっけ。そんなマメな所も本当に格好良い。雅兄以上の男も女も居ないんじゃないかな?

確か、雅兄とタイムマシンも埋めたよね。その時に手袋も入れたんじゃなかったけ…。『一番の宝物』と言われて、雅兄から貰った手袋しかないと思って入れたんだけど。…今思い返すとかなり恥ずかしい。


『…オイ、何二ヤけてるんだ?旗から見たらかなり気持ち悪いぞ?』


気が付くと後ろには雅兄の姿。鼻息が荒い所を見るとどうやら走ってきたみたい。


「雅兄!?なっ……ニヤけてなんかか…いませんよ」
『いや、お前今、完ッ全にニヤけてたよ?何か良い事でもあったの?』


キョとんと聞いてくる雅兄に思わず笑けそうになった。まさか自分の事考えてるとは思わないのだろう。

「別に……、何でも…ないです。」
『それと何で雅兄って呼ぶの?』
「え------?いや…、昔から呼んでますし。じゃぁ九条先生…」

『雅義。』
「ハ…!?」

『雅義。』
「……」

雅兄って…こういう事言うキャラだったっけ?甘え口調で言う雅兄が可愛く思えてしょうがない。こんな話方は初めてかもしれない。


『雅義。』
「まさ…」

「せぇーんぱい!」


って…、ビ…ビックリした……。またかなりお約束な感じで祐太が登場したのだが、何だか助けられたと言うことにしておこう。

「ってどうしたんだ?」
「いや、先輩の後ろ姿が見えてッ。今から家でパーティあるんですよ~。来ますか?」

チラッと雅兄の顔を見たけど、かなり不機嫌。親指をガリガリしているときはかなり危ないのだ。切れそうで怖い。


「九条先生も来ますか?」

祐太が呼んで思い出したけど、一応今では先生なのだと思い知らされる。すっかり忘れていた…のか、それとも自分は分かっていたけど隙なのか。好きなのかも分からないし、今の自分は自分でよく分からない。

いったい雅兄の子とが好きなのだろうか?確かに格好良いと思うし、モテるのも自分がドキっとしてしまうのも分かる。でもそれが「恋愛」であり「愛情」であるのかと聞かれたら話しは別だ。


「俺はいい。冬は暗くなるのも早いし、気をつけろよ?」


そういって、さっさと行ってしまった。俺はただただ、彼の後ろ姿を見つめていた。見えなくなっても面影を静かに見ていた。


「先輩、行きますよ?」
「あ-------うん。」


そういって無邪気に笑う祐太を見て純粋な自分を思い出す。昔はサンタクロースとか魔法とか非科学的なモノも本気で信じてたし、昔は俺もちゃんと無邪気だったんだろうな。本当に、あの頃の自分が懐かしい。

でも俺が小さくて無邪気だった頃。であったときから雅兄は何か一枚以上距離に「壁」を感じた。言葉ではうまく説明出来ないけれど、何か人自体を信用していないような…そんな感覚に陥っていた。

そんなオーラからか雅兄の事を近所の子達は「遠い存在」といっていたのを覚えている。


「先輩~?」
「ごめんごめん。今行く。」



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