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2012-01-15(日)

2)執事様のご奉公

突然現れる(ナイト!?
=俺にナイトなんていらねぇ!=


[More・・・]

朝目覚めた時にはフカフカ過ぎるベットの上だった。豪華すぎる豪邸であることで俺の中の嫌悪感は膨らんでいく。
自分の家は昔から嫌いだ。無駄に広くて無駄に豪華。でも、俺の苛立ちは表には出さない。

いや…出せない、と言った所か。


俺はこの家の跡取りとして、長男としての責任を果たさなければならない。
だから、跡取りとしての壁を打ち破る事は許されないのだ。

それが、俺が生まれてきたときからの使命だから。
俺はそのせいで「クール」だとか言われるけれど、この家柄のせいで性格がひん曲がってしまっただなんてとてもじゃないがいえないのだ。

(ハァ…)

ネクタイを締めてため息をついてから、俺の朝はスタートするのだ。





朝御飯もただ、もくもくと食べるだけ。両親は海外出張で家には使用人のみ、…といってもカジノといった所か。

「坊ちゃま、行ってらっしゃいませ」

俺を見送るじいに軽く礼をして、俺は外へ出る。



俺が通っているのは普通の公立だ。勿論コネでもない。俺は頼ったりせず、ただ自分の思う高校へ自分で進みたかった。…ただそれだけが望みなのに説得にどれだけの時間を費やした事か。

それに高級車だと騒がれたり面倒なので、毎日電車で通っている。

(うわ~格好良い~!本当にタイプッ!背は高くないけど。)
(ホントホント、ああいうのは目の保養だよね。でも超クールっぽい~~)
(…ねぇ声かけよぅよ?)
(メアドくらいなら良いかな?)


「あ、あ、あの!」
『…。』

不意に女子高生に喋りかけられ、何かと振り返る。スカートを無駄に短くして何がいいんだか。
別に長いのが良いとかそういうわけでもないんだけど、俺は人間に興味が無い。全てどうでも良いんだ。


「め、メアド教えてください…っ」
『…なんで?』

知らない人のアドレスを聞いてどうなるのだろうか。第一、知らない相手にいきなり聞かれて教えたら何処にそれが周るかも分からない。人権が関係なくなるのは目に見えているだろう。

「なんでって…」

普通に無視して通り過ぎたら後ろから「ヒドッ」という声が聞こえたから、お前らがおかしいんだろっと心で返しておいた。


駅から数分の所に高校があるから少し歩かなくてはならないが、案外それも面白い。都市から少し離れるからか、空気が美味しくて、俺敵には気に入っているのだ。

「きゃぁ~!!」


叫び声が聞こえて、思わず後ろを振り向く………



大型のトラックが横転してそのまま道路を大きく外れ、こっちに向かっている。



俺は危険を感じるも、ただそれを眺めるしか出来なかった。


ギギギ…


道路と車体がかすれる音は耳鳴りのように痛く、その時は瞬間的なのにもかかわらずいろんなことが浮かぶ。
毎日が憂鬱だった日々。これで死んでも、悔いなんてな…




(…?)





俺は空中を舞っていた。…じゃなくて何故か俺の体が高く上がった。

急な事で色々と理解し難いが、気が付くと俺を軽々と抱きかかえ、さらにはトラックから離れた所に移動している。


目の前のイケメンに


不意にドキドキしてしまった。


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