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2012-04-01(日)

10執事様のご奉公

[More・・・]

「隼人ちぃぃぃぃんッ」



学校では「クール」とか呼ばれている俺は、ただ何にも関心が無いだけでそれが他の人にはそういう風に見えるらしい。だからそんな俺に話しかける奴はつい最近までは居なかった。

「・・・。」
「無視するか?普通。」
「・・・。」

俺は食堂に向かいながら溜息を付いた。最近はろくでもない男につきまとわれる日々。無視し続けているのにもかかわらず毎日のように付きまとうこの男は俺にとって一番大きな悩みの種であった。

「ウザイって顔してるね?」
「・・・。」

「無視は寂しいなぁ。」
「・・・。」

「じゃぁ、これは?」


そう言って、俺を壁に押しつける。

周りには・・・誰も居ない。


「ねぇ?」


そう言いながら、俺の口の中に侵入してくる。


「・・・!?」
「無視するのが悪い。」

「離せ・・・」

コイツはただ者では無いだろう。男の俺でも逃げられない程の力を持っているコイツは、噂で聞いたがモデルをやっているらしい。何故俺に執着しているのかという疑問点はさておき、この状態をどうやって切り抜けるのかを考えなくては・・・。


そう考えている内に彼の舌はどんどん侵入してきて、そのうち右手で俺のネクタイを取った。

「ん・・・、止め・・・ッ」


聞いたことも無いような変な声が漏れたと思えば、それを聞いた要は嬉しそうに不敵に笑う。


「誘ってるのか――、まぁ良い。ここには誰もこないからな。」
「なっ・・・」


どんなに必死に抵抗しても決して離れる事の無い腕は、白く細い。こんなに力強いとは思えない。
そして次第に口の動きは激しくなりながら、右手でボタンを外しにかかる。


「お願いだ、止めてくれっ・・・」

そう言ったつもりでも、口は封じられていて上手く言葉にならない。


「そそるねぇー」


そう言いながら俺の両腕を上に抱え、そのまま首筋を舐め回すようにクチュクチュと動かす。
俺は必死に押さえようとしても、変な声が出てしまう。


俺はコイツに犯されるのか・・・?



「止め…『今すぐ離してください、警察呼びますよ?』


俺にとって愛しい彼の声が聞こえる。


「お楽しみ中なんだ、邪魔をしないでくれるかい?」
『殴り殺されたくなければ、今すぐ離してください。』


そういいながら夕凪は要の顔面に蹴りを入れようとした、が・・・


「弱ぇキックだな。そんなんでご主人守れるのか?」


そう言いながら足を掴み、夕凪の蹴りをガードした。そのしなやかな動きはただ者には見えない。
・・・要は一体何者なんだ?


「まぁいーや、今日はこれ位にしてやるよ。まぁ――執事様が弱かったら、また襲うけどな?」

そう言いながら、要は歩いて行ってしまった。




夕凪は無言で俺を抱きかかえると、前に歩き出した。


「おい、夕凪!?どうしたんだ?」
「・・・。」


どこまでも無言な夕凪は明らかに可笑しい。第一俺の言葉に返答しない事なんて初めてだ。絶対に嬉しそうに笑いながら「何でしょうか?」と聞いてくるのが当たり前だったからか、余計に胸が痛い。


そのまま車に乗せて無言で家に着くと、俺の腕を引っ張り、俺の部屋に入るとドアを閉めた。


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